焼香の疑問お答えします!! 覚えて役立つ焼香マナー

仏式(仏教)の葬儀・告別式に参列する時には、覚えておきたいマナーやしきたりがいろいろありますが、なかでも最も緊張するのがご焼香の作法です。
今回は「焼香」について触れていきたいと思います。

【焼香ってなに?】
焼香とは、葬儀などの儀式において、死者を弔うために香(線香や抹香など)を焚くことを言います。お香には、その香りで邪気を祓い、霊前を浄め、冥福を祈る気持ちと意味がこめられています。しかし、宗派によって焼香の作法がそれぞれ異なりますので、その都度配慮が必要です。

ep28_01【なぜ、回数の違いがでるのか?】
宗派によって信じている思想が異なります。その思想の数が焼香の回数に影響しているようです。たとえば、真言宗は「仏・法・僧」の思想で3回、浄土宗は「身を静めて、心を清めて」
という意味で2回行います。
ただ、地域やお寺の考えによっても、回数は異なりますので、統一の回数というものは
決められていないようです。
各宗派の焼香の回数を作法と一緒にご紹介します。

【違う宗派のお葬式ではどう焼香すればいいの??】
参列したお葬式が自分とは違う宗派だった場合、葬儀が行なわれている家の宗派にあわせるべきだという意見もあります。
しかし、あくまでも心を込めて祈る気持ちが大切ですので、あまり宗派による作法の違いにこだわることなく、御焼香頂ければ良いのではないかと思います。

【焼香といえば数珠も外せませんね!】
数珠は本来、念仏を唱える回数を数えるために使われていたそうです。数珠の玉の基本はなんと108個となっており、その半分の54個、さらに半分の27個のものなどもあるそうです。


最近の葬儀スタイル・・・ 「家族葬」 「一日葬」 「火葬式(直葬)」

ここ数年のご葬儀スタイルを見てみますと、あまり規模の大きくない『家族葬』が増えているようです。『家族葬』というスタイルは数年前から多くなってきましたが、さらに最近では『ワンデイ』、『直葬』というスタイルも増えつつあります。今回は『ワンデイ』について詳しく見ていきたいと思います。

♦『ワンデイ』葬儀とは・・
『一日葬(一日葬儀)』や、『ワンセレ』とも呼ばれるようですが、通常お通夜と告別式合わせて2日間の儀式を、1日で全て行うのが『ワンデイ』というスタイルです。火葬前にお別れの儀式を行い、火葬後に本葬(骨葬)を行う場合もあります。主に首都圏で増えつつあるようですが、このスタイルでの葬儀を行なう背景には、葬儀の小規模化、簡素化、長引く不況など様々な理由があるようです。

《理由その1》
2日間の葬儀に比べて1日分の費用となるため、費用を抑えられる。
・お通夜を行なわないスタイルなので通常「お清め」と呼ばれるお通夜での料理が不要となります。
・式場使用料においては、1日の葬儀でも2日分かかる所もあれば、一日の利用料となる式場もあるので、式場使用料での費用がほぼ半額になる場合もございます。

《理由その2》
身内だけの少人数のご葬儀ですと、遠方の方が二日間出席するのは大変という気持ちから一日葬なら、宿泊などの心配や、お身体のご負担が少なくてよいと考える傾向も。

♦『家族葬』や『ワンデイ』葬儀はここが良い・・・
・故人様と最後の夜をご自宅で過ごす・・・
お通夜がある場合、自宅葬でない限り最後の夜は式場や斎場
となります。最期はゆっくりご自宅で・・・とお考えの方に
は、大変喜ばれるスタイルでしょう。
・参列者が少ないため、接客など気をつかう場面が減り、精神的
な負担が軽減される。
・人数の把握がしやすいため、予算が出しやすい。
小規模であったり、家族・親族様だけの葬儀であった場合は、
参列者を気にせず予算を組めるメリットがあります。

『家族葬』や『ワンデイ』スタイルを選ぶ上で気をつけること・・
訃報をどこまで知らせる?
・葬儀後にご自宅にお線香をあげに来る方が多いと、対応が大変な場合も・・・。

ご親戚の方にも了承を得る
・親戚同士で後々にしこりを残さない為に、葬儀スタイルについてよく話し合う。

故人と関わりの深い方への配慮は?
・親しい方が故人を偲ぶ事の出来る「お別れ会」などの場を設ける。

このように、小規模な葬儀になることで、ご遺族ご親族様の意向を反映させたり、費用面で
の軽減はできます。
しかし、亡くなった方を偲ぶ想いは、到底一日では終わるはずもなく、通常の葬儀も『ワンデイ』も、終わりの無い『始まり』だということが言えるでしょう・・・。

ep18_02♦『直葬(火葬式)』とは・・・
基本的にご葬儀を行わず、直接火葬場でお別れのみ行うスタイルです。
火葬場によっては、火葬炉にお入りになる前にお花入れが出来る所もご ざいます。

 


日本の宗教と葬儀の関係

葬儀を行う上で、「宗教」「宗派」はどのように決めたらよいのでしょうか?また必ず何かに属した葬儀でなければいけないのでしょうか?
今回は、日本の宗教を特集してみました。 宗教と葬儀の「関係」を簡潔にわかりやすく解説
します。

それぞれの宗教は、細かく「派」で分かれており、ここで全てをご紹介するには、あまりにも
膨大ですので、日本で主な宗教のご紹介をさせていただきます。

神道祭壇

神道祭壇

日本の宗教法人系は大きく分けて3つです。
1.神道系
2.仏教系
3.キリスト教系
4.自由葬

1.神道
神道とは・・・日本民族古来の「神道」は八百万の神(やおよろずのかみ)として、多彩に自然発生的に生まれた信仰です。

【神社神道】
「氏子」を持つ地域密着型の教団。

【教派神道】
「神道的宗教伝統の中から特定の組織者
・創唱者を中心とした彼らの教説や宗教体験に従う信者からなる組織宗教」
・葬儀では、焼香ではなく玉串奉奠を致します。

2.仏教
日本の仏教・・・現在日本には、12の宗教団体があります。
【奈良仏教系】・【天台宗系】・【真言宗系】・【修験道系】・【浄土真宗系】・【融通念仏
宗】【時宗】・【日蓮宗系】・【臨済宗】・【曹洞宗】・※【新教派系】=更に6つ、立正佼成会
や創価学会などの新教に分類されます。
一般的に、「仏式」と言われる葬儀はこの何れかで行われるのですが、同じ仏教でも
宗派によって細かい所作の違いがあり、お悔やみの方法も様々です。

3.キリスト教系
日本のキリスト教とは・・・
【ローマ・カトリック】
カトリック中央協議会と呼ばれ、ギリシア正教会系では日本ハリトス正教会教団があります。

【プロテスタント】
日本基督教団や、英国国教会系の日本聖公会、ルター派の諸教団でルーテル教会などがあります。
・葬儀では焼香ではなく献花を行ないます。

ep17_01自由葬とは・・・
「無宗教葬」とも呼ばれる、宗教にとらわれない葬儀です。
故人様の以前からの意向やご遺族様のご希望により、様々な様式で行われます。
法律上、倫理上で問題がなければこれといった決まりは無く、他の宗教葬と同様に心のこもった葬儀なのは変わりありません。弊社での施行例をご紹介します。

4.自由葬
弊社、(株)アートエンディングでの自由葬の事例祭壇・りん・経机を置かず、沢山の花で囲まれたお棺に故人様の笑顔のお写真を飾り、お好きだった音楽を流し、ワインをたむけた心温まる
和やかなご葬儀でした。


納棺について・・・『納棺の儀』とは・・

故人様を棺に納めることを「納棺の儀」といいます。映画『おくりびと』でも、その「納棺の儀」の意味と大切さを考えさせられました。弊社では、プロの納棺師の方にお願いをしておりますので、生前のお姿に一番近い形でお納めすることが可能です。そうすることで、ご遺族様のお気持ちに少しでも寄り添うことが出来ればと考えております。『納棺の儀』の進め方、必要なものについてご紹介いたします。

♦『納棺の儀』の流れ・・・
亡くなってすぐに『納棺の儀』を行う場合もありますが、ご親族の皆様が集まりやすい通夜の
前などに行われることが多いようです。

1.納棺師により、お体の状態をみて納棺しやすいよう整え、宗派によるお着物を着せる。
2.故人様にお化粧(頭髪のセット、ひげを剃るなど)を施す。
3.皆様にて棺に納める。
4.浄土真宗以外の宗派の場合は、お旅立ちの装束にお着替えする。
5.お一人ずつ故人様のお体を拭いて差し上げた後、お水などで故人様のお口を湿らせる。
6.副葬品をお入れする。(ご愛用品や食べ物など、火葬に支障のないもの)
7.棺のお蓋を閉めて、納棺終了。
ep16_002
【儀式の際に必要なもの】
・宗派によるお着替え
仏式の場合-経帷子(きょうかたびら)
神式の場合-白の小袖
・お旅立ちの装束
(1)装束は左前に合わせ、上帯(うわおび)を締める。
(2)手甲(てっこう)
(3)脚絆(きゃはん)
(4)足袋
ep16_004(5)六文銭(ろくもんせん)を頭陀袋(ずだぶくろ)に入れる。
(6)白の三角巾(死装束のひとつですが、顔の印象が変わってしまうので最近ではつけることが少なくなりました。)
(7)杖
(8)網傘
(9)草鞋(わらじ)

人が亡くなるということは大変お辛いことです。しかし、ご遺族様や親しい方でご納棺す
ることで、その事実を受け止める大切な儀式でもあります。出来る限り皆様よりお手伝い
をして頂き、大切な方を送り出してあげましょう。また、最期までご病気だったなど、故人様のお体をもう少し綺麗にして差し上げたい場合は、『湯灌(ゆかん)』といって、専用の浴槽でお身 体を洗い流して差し上げることもできます。詳しくは、弊社までお問い合わせ下さいませ。

Q1 納棺は必ず必要ですか?
A 棺に納めていないと火葬が出来ませんので必要です。

Q2 好きなお洋服を着せての納棺は可能ですか?
A 菩提寺様の了承と、火葬に支障のないお洋服でしたら可能です。

Q3 病気でお顔がだいぶ変わってしまっているのですが・・・
A 状態にもよりますが、納棺師の方が生前のお姿になるべく近いようにお化粧などして
下さるので、それほどご心配はいりません。

【故人様の為にお棺に入れる 副葬品の例】
・釣りが好きだった方は木製釣竿
・絵画が好きな方は筆や絵の具、紙パレットなど
・お酒が好きな方は紙パックのお酒、おつまみ品
・甘いものが好きな方はケーキ、大福、まんじゅうなど
・たばこ
・趣味の将棋の駒
・本(1~2冊くらい)
・ペットの写真  ・・・など